予防歯科について
「また痛い思いをするのでは?」 誰もが身に覚えのある事だと思います。このような恐怖心から歯医者さんから遠ざかり、歯の状態を悪くし、かえって治療期間が長くなり、最悪の場合、大切な歯を抜くことになる方が多くいらっしゃいます。そして好きな物も食べられなくなりお困りなのが現状でした。実際、老後は美味しいものを食べるのが楽しみだったのに歯がなくて悲しいという声を何度も耳にしました。
本来、成人の歯は、抜けない限り、親知らずがない状態で28本あります。歯は30代位から抜けはじめ、50代になると加速度的に抜ける本数が多くなって、80代には平均でたった7本しか残らないというデータがあります。
そのようにならないためには、継続的に(3ヶ月に一度)歯のクリーニングにお越しいただき、歯が悪くなるのを予防することが大切です。
一人平均残存歯数の比較
将来自分の歯を2倍以上残せる事が統計上からも明らかになっています。また90%以上の方が歯のクリーニングを受けている北欧の国では、実際に80歳で25本近くの歯が平均で残っています。日本でも同様の現象が起きており、歯科医師会と厚生労働省が提唱する8020運動の表彰者の多くは、定期的に健診(PMTC)を受けている方々です。歯を失ってからでは手遅れです。痛くなってから歯医者さんへ行くのではなく、痛くなる前に、ご自分の歯を守るために梅林歯科医院にお越しください。
予防の重要性について
虫歯にならない方の割合の方が少ない現代。虫歯になってから治療を行うのでは、それだけ歯の寿命を縮めてしまうことにもつながります。年齢が上がったとしてもなるべくご自身の歯で生活する。それには、歯のトラブル予防が何より大切です。当院では、予防歯科の基本は虫歯予防からと考えています。
虫歯にしても歯周病にしても、進行しても痛みが出ない時期があります。その後痛みが本格化してしまってからでは、後手後手の治療になると言わざるを得ません。
早期発見、早期治療を行うことが歯そのものの寿命を延ばすことにもつながります。メンテナンスをしないと、この発見が遅れてしまい、その後の治療も長引いてしまうケースがあります。やはり日頃から定期メンテナンスの習慣をつけておくことが、歯を残すためにとても大切だと言えるでしょう。
虫歯予防で気を付けて頂きたい事
毎日の正しい歯磨きは大切です。それに加えて現在では、コーラや酢など、pHの高いものを習慣的に飲用していると歯が溶けやすいという統計が出ています。過度に口の中に酸があると、歯が溶けやすくなることもあります。また、ダラダラと30分毎にジュースなどを飲む癖がある場合、口の中が回復せずにずっと虫歯になりやすい状況をつくり出し続けてしまいます。そういった生活習慣を見直すことも、予防には大切です。